児童養護施設・新日本学園が新築され、このほど落成式のご案内をいただき、12日11時より参加させていただきました。家庭環境などさまざまな理由で、ここで生活されている子どもたちを、家庭に近い環境で養育する施設です。
とてもあたたかい印象のするとてもきれいなお部屋で、式の始まる前に「ワアーきれい!」と歓声を上げて大喜びをしているこどもたちの姿がビデオでながれていました。各フロアにはゆったりとした共有スペースが設けられ、落ちついた雰囲気が醸し出されていました。
頂いた学園のパンフに、戦前の昭和11年に少年保護を目的として発足された大変歴史のある施設であることを知りました.現在地に施設が建設されたのが昭和14年.そして火災で全焼した建物を再建し、新日本学園と改称したのが昭和34年、その後園舎を改築されたのが昭和47年ということですから、44年ぶりの新園舎となるんですね。
理事長さんは挨拶で、3階の建物の屋上から小杉の超高層のビルがよく見えます.ここは3階の建物だけど、子どもたちにとって、小杉の、川崎のビッグツリーにしていきたいと話されました.大きな木のように子どもたちをあたたかく見守りますといわれました。是非、地域の子どもとして、伸びやかに育ってほしいと願っています。ここを退園しても泊まりにこれるスペースもつくりたいと言っておられました。
1階スペースに、児童家庭支援センター相談室が開設され、地域の方々に向けた子育ての様々な相談に対応するとのことです。また3階には児童家庭支援センター・ショートステイのスペースがあり、子育てに関する相談を受けた後、支援の課程に置いて、必要があれば地域のおともだちが宿泊出来るお部屋もあります。また、3階には、平日の日中は近隣の方にも貸し出す「地域密着型」のホールもあります。