このまちレポート

長浜市の「小学校給食の無償化について」と「長浜こども食堂」を視察しました(視察2日目)

2016年12月6日

長浜市庁舎で、教育委員会すこやか教育推進課から「長浜市市民で支える小学校給食費補助事業」についてレクチャーを受けました。共産党長浜市議団も同席していただきました。

給食の無償化は、福祉施策、いわゆる子どもの貧困対策で行なっているのではなく、教育的な施策として今年度の2学期から実施しているとのことです。ですから.所得制限は設けていません。補助の対象外は定めていますが、対象者は申請書を提出し、申請した人には10分の10を補助するというものです。

昼食の後、養護老人ホームで子ども食堂にとりくんでいるということで、老人ホーム長浜に伺いました。毎月第3水曜日に16時半から19時まで当施設の1階の「地域交流スペース」にて取組んでいます。ここは、先日伺った「滋賀の縁創造実践センター」からの声かけで始められたとのことです。

子どもの貧困対策法が施行されているが、自分たちでなんとかするしかない!と、特に型にとらわれず、自由に子どもたちの居場所づくり子どもたちの憩いの場にしようと始められたとのことです。養護老人ホームの入所されている方々との交流も行なっているのが特徴と思います.

「食事」を通して、子どもたちが、世代にわたりみんなと一緒に楽しく食事をとったり、一緒に遊んだり勉強したり…自由に立ち寄れる場所として、毎月1回開催しています。
ごはんを通じてみんながつながり、地域がつながり、子どもたちを地域で見守り、育てていく場をつくる事業ですと、副所長さんが熱く、そして楽しそうに語ってくださいました。
子ども食堂は、今、各地で取組が進んでいます。滋賀県は、滋賀県の社会福祉協議会が事務局として取組む「縁創造実践センター」の福祉のネットワークがあり、それぞれの事業者の自主的で多様な取組が尊重されていると思いました。