このまちレポート

第28回子どもの未来をひらく集会に参加しました

2017年12月3日

CIMG2473(1)3日、子どもの未来をひらく川崎集会が、特別支援学校体育館で開催されました。
オープニングは、創立25周年、息長く活動をされている太鼓集団「どんどこ」による演奏でした。小学校低学年から高学年のお子さんたちが太鼓、踊りに、一生懸命の姿に大きな拍手でした。よかったです。
CIMG2474(1)しろたにまもるさんの腹話術も絶妙なゴローちゃんとの掛け合いで、笑いの中に平和を守る事の大切さを訴えるテーマでした。

講演は、精神科医の斎藤 環さんにより、テーマは「自分が自分であってだいじょうぶ」でした。
人は批判されたり邪魔されたりすると腹が立つ、それはなぜか、人にはみんな自己愛があるから。自己愛がなければ生きていかれない。自己愛は欠く事ができない活動エネルギーで、大切なエネルギーです。
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不登校の児童生徒は12万人、子どもの数は減っているのに増えている。この間、2002年に7000人減ったことがある.学校が週5日制になったから。これは、不登校の生徒が、土曜日世間体を気にせず外に出て遊びに行かれるようになったから。なるほど。学校のある平日には世間の眼があるので遊びに行けない.子どもには圧力になっている。

日本には個人主義が定着しない。なぜか。ひとつは学校教育では、協調性が大切と教えられ、家庭では人に迷惑をかけないようにと教えられる。しかし、これらは、個人の尊厳の次のもんだいである。日本は弱っている若者に自己責任でなんとかせよという。世間体を気にする人権後進国である。

個人の人権意識がとても大切、個人にはなんびとも平等に権利がある.障がいがあろうがなかろうが、平等に権利があり、生活を享受できる。それがノーマライゼーションである。
そして、人と出会い、人とのつながりで支えられる。
ひきこもりや不登校は自己愛の表現。自分を嫌いというのは自己愛があるから。
青年期、成人期は人と出会い、つながる事が大切。自己愛は生涯をかけて成長させる。自分にとって大切な人と出合う事。他者に影響を受けないと成長はとまる。自己愛は他者への愛と共通する。自己愛を大切にする事を大切に。

一言一言説得力があって、メモをとり続けました。まさに、精神科医からのメッセージでした。聴けてよかったです。