5月17日、文教委員会で南部給食センターを視察しました。南部給食センターには昨年7月の竣工式に行きましたが9月からスタートして以来はじめてです。
15,000食を毎日つくり、22校に搬送します。献立は、A献立を11校分、B献立を11校分つくるのだそうです。食材が22校分だと用意ができないので、11校分ずつにしているそうです。PFI事業契約で運営業務は東洋食品がになっています。
2階に見学することができるコースが整備され、1階部分で調理しているところを上から視察しました。モニターで見ることもできます。
圧巻は煮炊き調理室の蒸気式回転釜です。1台で1000人分つくれる大回転釜です。全部で29台あって、今日はフル回転しているとのこと。調理に当たる方々が大型のへらで、具材をまぜておられます。湯気がたっているのがみえます。スタッフの健康維持のため室内温度は管理されているのかと聞いたところ、管理されているとのことでした。
野菜類下処理室は、野菜やくだものの洗浄等の下処理を行いますが、私たちが見たときは、すでに野菜類は煮炊き調理室で調理されており、シンク等の清掃はほぼ終わっていました。
食物アレルギー対応調理室では、特定原材料7品目(卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、そば)の除去食を提供します。一人一人に応じた対応をし、個別容器に入れる等、細心の注意を払いながら提供しています。
研修室に戻りDVDをみながら説明をうけました。センターの栄養士が1つ1つの回転釜の出来上がった料理の味等を味見、確認し、OKをだしているとのこと。また、学校に出向いて生徒にお話をしているシーンがありました。給食を食べているときの食育は大事と思うが、これまでのとりくみとこれからの計画があればと質問しました。昨年度中に9校、4月に1校、来週1校、来月に2校行く計画がある。1年経過する9月までには、全22校に行きたいとのことでした。
食育は教育の一環として位置づけられています。やはり、教育委員会として栄養士が日常的にしっかり携わっていく体制が必要とあらためて思いました。