このまちレポート

「子育ての願いをよせあうつどい」もりあがりました 07年6月17日

2007年6月17日

2007,06,17, Sunday

はたの君枝さんとともに子育て安心の神奈川・川崎をつくろうと共産党市議団も主催者の一員として、子育て中のおかあさんや保育士、教諭、教師、看護師によびかけて、シンポジュウム・第2弾を開きました。

●国の制度で子供の医療費無料化の実現をとおかあさんの発言から
「全国どこでも、子供の医療が安心して受けられるようにしてほしい」国が就学前まで無料制度を創設するのに1900億円あればできるときいた。是非創設を!」

●国が産科・小児科医師の確保に真剣にとりくむべきですと看護師さんの発言から
「7軒ことわられここで断られたら分娩するところががありませんとの相談があった」「市内でも、医師不足で産婦人科が2箇所廃止、閉鎖した病院があり、年間にすると1000件の分娩ができなくなる」「厚生労働省は医師は足りていると言っているけれど、現場では連続30時間の勤務もあり過酷な労働条件です。診療報酬の増額を!」

●待機児童のおかあさんからの切実な訴えから
「3年連続で保育園の入所不承諾通知を受けました。来年3月お仲間保育室を卒室したあと入れる保証がない」「Aランク、6ポイントの最も入所要件が高いのに、入れない状態では、B、C、Dランク、潜在的な保育ニーズにはこたえられないということ、もっと保育園を作って欲しい」「仕事をもちながら子どもを育てる当たり前の親の願いを、かなえて欲しい」

●働く現場の実態は-教師・保育士・幼稚園教諭の発言から
*軽度発達障害のお子さんを受け入れ、正面にむきあいながら学級運営をするなかで、校長や教職員会議、保護者に卒直に発言、相談しながら、クラスもそのお子さんも成長したという素晴らしい実践から、ともかく少人数学級と障害児対応の加配がきちんと保障されるべきだと思いました。
*国が公的責任を放棄し規制緩和をしてきた。子どもを健やかに育てるためにはもっと予算が必要、低い水準を上げる予算措置が必要と言う保育の現場から。
*幼稚園の学級規模は一クラス35人、給料は16万円ほどでは辞めていく人が多い、保育料も月3万円以上でお母さんも大変。…・・共通しているのは、子どもへの熱いおもいでした。どの子どもも大切にされる保育、教育には「人」の確保を国が制度として確立すべきと思いました。

●ゆがんだ公平論をはねかえし子育ての輪をひろげましょう。
「待機児童をなくすために、公立保育園を民営化する」 「待機児童を解消するために、民間より多い公立の人員を削減する」 「民間に比べ、公立幼稚園は保育料が安くて不公平だ。公立幼稚園は市のお金がかかりすぎる。だから廃園する」 といわた・・・と発言の中でみえてきたのは、そうやって意識的に対立させられているということです。
おなじパイの中で比較するのでなく、莫大な税金のムダ使いをやめれば、子育てや教育にもっと予算をつけることができるのです。対立させられるのでなく、どのこも健やかにと言う共通の願いで、手をつなぎ本質をみていくことが大切と実感しました。

●命が大切にされ、人間が大切にされる政治を
いのちを産み、はぐくむ親が安心して子育てができるよう、そして保育・教育の現場で生き生きとこどもたちが遊び学べる。教師や保育士がともに育ちあうことができるよう、この願いを国政に,市政につなげたいと思いました。
うまくコーディネートできたか心配ですが、みなさんの発言が本当にすばらしく勉強になりました。最後に はたの君枝さんが、みなさんの願い国政につなげますと力強い発言を行い終わりまた。