このまちレポート

台風9号の浸水対策と久地・津田山駅のバリアフリーを質問

2007年9月27日

2007,09,27, Thursday

―9月議会(07・9・26)
26日に決算審査特別委員会で5つのテーマを質問しました。今日はその内の二つを報告します。
台風9号の浸水の原因を調査し、早期の対策を!
9月6・7日と台風9号が直撃し、溝口6丁目と久地2丁目内は床上浸水などの被害に遭い、水上ボートで避難したかたもいました。
小河内ダムの放流が行われ、多摩川の水位は戦後2番目というほどぐんぐん上がり、平瀬川に逆流しました。

2007,09,27, Thursday

救命ボート脱出災害者

●浸水の原因は水門のしめおくれではないか?
合流地点に近いこの地域には平瀬川に面して水門が設置されていますが、この水門から平瀬川の大量の水が逆流したことによる床上浸水だったのではないか。その証拠に鮎が流れ込んできたと聞きました。水門の操作はどこが判断して、どこが行うのか、何時にしめたのか、閉めるのが遅れたのではないか、浸水の原因を急いで調査し、浸水対策をきちんととるべきと質問しました。

●建設局長は
水門の操作は総務局危機管理室などからの降雨情報などを得て、高津区役所建設センターが現地の状況をみて行っている。何時に閉めたのか現在調査中。閉鎖状況と浸水の原因は現在事実関係の調査を建設局と高津区役所で行っているところで、その結果をもとに対策を検討していくと答えました。調査を早く行い、対策をしっかりとるよう、求めていきます。
久地駅のホームの改善を

●久地駅の上りホームは、他の駅に比べても、ホームと電車の乗降口の高低差と隙間が大変大きく、高齢者や障がい者やベビーカー利用者にとって危険です。JR東日本の認識とエレベーター設置に併せホームの改善ができないか質問しました。

●まちづくり局長は、JRの見解を伺ったところ「高低差については改善することが望ましいと考えている。エレベーター整備に併せたホーム改修は出来ないが、今後の改修に向け、検討している」とのことなので、本市としても早期に回収されるよう要望していくと答えました。
津田山駅のエレベーター設置と駅前広場を
(1)津田山駅などエレベーター未設置駅についてはバリアフリー法では、平成22年度までに整備するとなっているがあらためて確認を。
(2)津田山駅のように基本構想策定地区の選定の指標(バスの本数、周辺の開発、公共施設、乗降客数など)に及ばないけれども、駅前広場の設置と登校児童のための駅前の交通安全対策など、バリアフリーの必要性が逼迫している駅について、バリアフリーをどうすすめるのか質問。

●局長は「JRからは津田山駅を含め利用者5000人以上の駅はすべて平成22年度までバリアフリー化することを目指していると伺っている。

●また基本構想の策定に至らない駅については地区毎の実情を踏まえてバリアフリーの実現に向けた基本的な考え方を早期に取りまとめていきたいと考えている」「障害をもつ方もはいる協議会で意見をいただき、パブリックコメントの手法も活用しとりまとめていきたい」と答えました。
わたしは、お彼岸やお花見のときも含め、駅と駅周辺を一度よく見て、津田山駅のバリアフリー化に向けた基本的な考え方に、駅前広場の必要性と駅前の安全対策を含めていただくことを、まちづくり局長、市民局長、建設局長に強く要望しました。
ちなみに(これまで基本構想を策定した4地区―川崎駅西口周辺、溝口駅周辺、武蔵小杉駅周辺、新百合ヶ丘駅周辺。 07年度策定2地区―登戸・向丘駅周辺、中原・新城駅周辺。 08年度策定予定2地区―新川崎・鹿島田駅周辺、宮前平・鷺沼駅周辺)

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JR津田山駅前

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お彼岸の津田山駅周辺

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久地駅上りホーム 段差、すき間が大きい