このまちレポート

市民活動やサークル・スポーツ活動を支援する

2008年1月20日

2008,01,20, Sunday

文化施設や運動場の増設・拡充を 08年1月20日
川崎市は人口の増加率が全国1、なかでも高津区は乱開発とも言える高層マンションの林立で市内随一の人口急増地区。そのため深刻な保育園不足や、駅前の駐輪場問題など、従来の生活基盤整備ではとても追いつかない事態が次々と発生しており、区民のみなさんから「何とかしてほしい」という要望が寄せられています。


● 会場が確保できない、練習する場所がない
市民活動のつどいや、文化活動の会議室や練習会場,早朝野球の運動場などはいずれも確保するのが大変な状況です。週1回はおろか月1回の練習場さえ確保しにくいため、困っているサークルも続出しています。そのため、自宅や仮練習場で別々の日程で練習し、会場が確保できたときだけ、全員が集うというサークルもあるほどだと聞いています。

● 公共施設の拡充急務です
市内では近年、各地で乱開発に反対し、生活基盤の整備を伴う行政指導を期待する運動も巻き起こっていますが、わずかな公開空地を提供させるだけで高層のマンションの建設を許可してきたためです。公共施設の大幅な不足も,その最たる事態のひとつです。

● 公共施設の使用はせめて、川崎市民優先で
公共施設といえば、『ふれあいネット』ですが、会場を確保するために、口座をいくつも設けて抽選の申請をするような団体もあって、改善の要望も寄せられました。また横浜市や世田谷区のように、川崎市民や市内の団体を優先する方策を求める意見もたくさんお聞きしました。

● 12月市議会で当面の改善策を質問

市議会で質問したところ、ふれあいネットによる申請では、「異なる団体であっても、代表者が同じ人なら施設の同一時間帯の予約について複数申し込みができないように改善を行なった。今後も改善が必要なケースについては対応を検討したい」ということでした。
川崎市民優先措置については、関係部署による「システム管理運営協議会」で市民を優先・優遇する等の可能性について協議している、という答弁でした。