2008,05,20, Tuesday
川崎市のJR南武線「津田山駅と周辺をよくする会」は19日、JR横浜支社を訪ね、同駅へのエレベーター設置、駅員増員,駅舎改善などを要望する2792人の署名を手渡し,要請しました。私も同行いたしました。
駅周辺には25000基の墓、11000人の霊堂をもつ川崎市緑ヶ丘霊園と北部斎場があり、春、秋の彼岸には多数の墓参者が訪れたいへん混雑します。駅ホームから改札へ出るには上りも下りも必ず階段を上り下りしなければなりません。
また駅には非社員が基本的には1名配置されているだけ。JRの合理化計画により昨年から駅務が業務委託されたためです。
車いす、ベビーカーの乗り降りや、万が一の事故への対応には不十分な体制です。
参加者の一人は「駅に休憩できるベンチもなく、墓参りに来るお年よりはそうとうきつい。うちの店で救急車を呼んだこともある。エレベーター設置の優先順位を利用者数だけで決めないで、地域状況や利用者の特性を考慮してほしい」と訴えました。
また駅ホームの老朽化や構造上耐震面、安全面が心配されるので改善できないかと写真を示し要請しました。
応対した総務部担当部長は「利用者のみなさんからの多くの署名を重く受け止めます」とのべ、・「要件を満たしているエレベーター未設置駅には平成22年度までに設置する計画だが、つけるには優先順位がある。またどの位置につけるかも物理的な状況を見て検討中」 ・「ホームが老朽化し痛んでいる箇所があるのも承知している。地盤が弱いのでどういう改善策がよいのか真剣に考えている」と述べました。
駅前広場、駐輪場の確保、踏み切り拡幅は川崎市がどういうまちづくりを進めようとしているのかが基本になるといわれました。
署名してくださった多くの墓参者のなかには他府県の方もおられ早くエレベーターを設置してくださいといいながら署名をしてくださった話、地元住民の方々からよせられた要望を率直に語り、要請することができました。