2008,12,22, Monday
12月16日 一般質問にたつ(その1)
①高齢者に安心の医療を!後期高齢者から保険証をとりあげないで
後期高齢者の保険証取り上げは、命に直結する問題です。だから老人保健法では、高齢者の保険証とりあげは禁止されていたのです。ところが、後期高齢者医療制度は無年金でも保険料が徴収され、1年以上滞納すると、窓口で全額支払う「資格証明書」が発行されるひどい制度です。
10月末現在の保険料未納者は市内で約3千件、私は、保険料滞納者に「資格証明書」を機械的に発行しないよう強く求めました。健康福祉局長は「県の広域連合は、未納者の生活実態をふまえ、資力があるのに納付していない方に交付するとしている。市は、生活実態の把握に努め、納付相談に十分対応する」と答弁。丁寧な対応と区役所に行くのが困難な方には区の職員が訪問するなど親身な対応を求めました。
②特定健診(メタボ対策)の受診率このままでいいの?
今年度から始まった「特定健診」はメタボ対策に変わったために検査項目が減った上に自己負担額が増え、1月末までの受診期間です。健診本来の目的である「予防と病気の早期発見、早期治療」に役立つ健診を求めつつ、今回、私は当面する課題の改善を求めました。
国保被保険者の特定健診対象者約23万人のうち、国保連合会の10月受診処理分は4249人で2%にも達していません。受診率を上げる取り組み。年度内に市民の意見聴取や実態調査、実績評価をおこなうこと。受診期間を3月末まで延長すること。目標非達成の際の国保組合に対するペナルティーの廃止を国に要望すべきと質問。局長は「受診状況をふまえ、実績評価、実態調査を行なう。ペナルティーの緩和を国に要望していく」と答弁。
③駐輪場の整備をすすめ、安心して歩けるまちづくりへ
東急複々線の高架下への駐輪場の拡張は、安心して歩けるまちづくりに不可欠です。大井町線の溝ノ口駅への延伸に伴い、溝ノ口駅に乗り入れる自転車は増大します。繰り返し求めてきた「駅に近い高架下への拡張」の市の考え方と東急電鉄との協議状況について質問。以下現状と整備に対する建設局長の答弁です。
市の需要予測 既設収容台数 今後の必要台数 整備計画台数
溝口北口=約3900台 約2200台 約1700台 約920台+α(東急整備案)
溝口南口=約4400台 約3400台 約1000台 南口広場を含めた駅周辺に。
市は、北口のプラスα分は 約780台とし、小杉菅線に隣接する場所などへの整備を東急に引き続き強く要望し、用地確保に努める」。南口について「駅周辺の候補地の選定を行い機械式駐輪場などについて検討する」と答弁。
東急は、二子新地駅=計約2000台、溝口側(約1280台)は08年12月から着手し、完成後引き続き渋谷側(約720台)の整備を行い、09年度末までに完成予定
高津駅=計約1770台、渋谷方改札口側(約1320台)、府中街道を挟み東急ストア(案)の裏側に(約450台)を2010年度末を目途に整備する予定
自転車法で鉄道事業者の駐輪場を整備する責務が定められています。大井町線の溝の口駅開通時には、放置自転車をなくせる市の取り組みが引き続き必要です。
④津田山駅のエレベーター設置 来年度から設計の調整に入る
JR東日本は、津田山駅のエレベーター設置について、09年度から設計等の調整にはいり、平成22年度までにバリアフリー化を行なうと市に答えました。
「ホームの老朽化の改修とホームの屋根の延長を早期に着手してほしい」との私の質問に、『「ホームの一部表面劣化の改良にむけて現在検討を進めている。ホーム屋根の延長は計画的に進めていく予定」とJRから回答を得ているので、引き続きJR東日本に働きかけていく』とまちづくり局長は答弁。