2007,11,03, Saturday
「日本の青空」を観る高津の会主催の映画会が、高津市民館ホールでおこなわれました。
大澤豊監督は、「9条の会」のアピール(改憲の企てを阻むために、一人ひとりができるあらゆる努力を今すぐ始めよう)のよびかけに、映画人として、何ができるのかを考え続け、日本国憲法の誕生にいたる実相をドラマチックに描く「日本の青空」の製作を決断したと、冊子で紹介されていました。
憲法はアメリカの押し付け憲法ではないこと、 敗戦後、鈴木安蔵という憲法学者を中心にした憲法研究会が作成した憲法草案が、GHQ案のお手本になっていたという日本国憲法誕生の事実が、描かれていきます。
鈴木安蔵氏の聡明なおくさんは「女はこどもを戦争にとられるのはいやだと誰もが言い、女は戦争をしないという候補者に投票するでしょう」。軍隊についての記述について、「そこは言葉で言い表せない、空白にしておいたら」と鈴木安蔵に言いました。その空白の部分が、憲法9条の「戦争放棄」条項となり、男女平等、女性の参政権が憲法に盛り込まれたことを知ったときの、希望と喜びに満ちた表情に、胸があつくなりました。
施行60年の現代を生きる私たちの気持ちにぴったりくるのです。
現代に生き、未来に生き続ける世界に誇る憲法です。憲法を生かす政治が今こそ必要です