議会活動報告

【2007年第4回定例会(9月議会)】妊婦救急搬送体制の確立と周産期母子医療の充実を

2007年10月18日

2007,10,18, Thursday

2007,10,18, Thursday

9月議会決算特別委員会で、石田和子議員は、消費者行政、妊婦救急搬送と周産期母子医療の充実、防災対策や浸水対策、駅のバリアフリー化などについて質問しました。

妊産婦健診回数の拡充を

06年に起きた妊産婦救急搬送で、8カ所の病院で拒否され9カ所目に都内の病院に搬送されたのは80分後だったという事例を取り上げ、搬送先の状況や、市内産婦人科医院の廃止・中止状況と一次救急の実態、周産期母子医療センターの早期整備について質問。

消防局長は「06年の妊婦搬送903人のうち、市内の病院への搬送は637人」だったと答弁。

健康福祉局長は、過去3年間で、稲田登戸病院の閉院や、医師不足により産婦人科を廃止した川崎社会保険病院など、6診療所が廃止・休止しており、産婦人科一次救急対応機関は07年4月現在、38施設で昨年より3施設減少したと述べました。

また、高リスク妊婦対応のため、総合周産期医療センターの設置・運営に向け検討していると述べ、新生児集中管理治療室を現状12床から必要見込み数30床に、母体・胎児集中管理治療室の必要見込み20床を整備すると答えました。
石田議員は、同センターの早期整備と妊産婦健診の助成回数を2回から国の示す5回へ拡充するよう求めました。

防災備蓄倉庫の増設とマンホール用トイレを

石田議員は、人口増加に対応し、防災備蓄倉庫の増設と災害時のマンホール用トイレの整備を要望しました。

総務局長は「(増設は)備蓄倉庫未整備の中学校と避難所になる各小学校に関係局と協議のうえ順次設置し、トイレ用マンホールは広域避難場所となる大規模公園を優先に検討中」と答えました。

高低差や広い隙間が危険な久地駅ホームの改善と津田山駅前広場のバリアフリー化促進を求めました。