7月13日に東京都世田谷区役所で「トラストまちづくりー地域共生のいえ」のとりくみをお聞きしました。
「地域共生のいえ」とは区が100%出資をしている「財団法人世田谷トラストまちづくり」が区内の家や建物オーナーによる人々の交流やまちの活動を支える場つくりを支援しているということで、財団の課長さんがお話しをしてくださいました。
当財団は、区内の家や建物のオーナーと連携し、民有地を活かした地 域貢献の取り組みを広げる活動を支援しています。オーナーさんの思いを反映した柔軟なしたしみやすい空間と運営により、地域のコミュニティー活動の場の提供や、だれでもいきいきと住み続けられる共生の住まいづくりを目指す取り組みをしています。
ご自分のいえや建物、お庭などを開放し、ぜひ地域に貢献したいと考えるオーナーさんに対し、専門家・NPOなどを紹介、派遣し、家や建物の地域活用プランの作成や運営体制の立ち上げなどを支援しています。
現在、区内の9箇所に「地域共生のいえ」があり、お年寄りの交流の場所、こどもたちが親と一緒に交流する子育て支援の場所、3万冊の蔵書を地域開放したミニライブラリー、素敵な庭園を開放した癒しの空間の提供など内容はさまざまです。今度はぜひ見せていただきたいと思いました。
区として財政的な支援をしているわけではなく補助金制度を活用したり、まちづくりファンドから資金を引き出したり、相談に乗っていますが、オーナーさんの善意に頼っているところがあり、今後は取り組みを進める中で支援のあり方をさらに具体的に進めていければ・・と語っておられました。
川崎にも大きな古民家を活用して高齢者のデイサービスを行っているところがありますが、こうした取り組みを支援するところがあればもっと広がるだろうなと思いました。