このまちレポート

第40回川崎市老人福祉大会・第5回川崎市老人クラブ大会式典に参加して

2010年9月5日

9月3日、議会開会日の午後、第40回老人福祉大会・第5回老人クラブ大会式典に招かれ出席しました。
この大会の趣旨は「高齢者福祉の向上に貢献のあった方々を表彰し、その労をねぎらい、また、老人クラブに集う高齢者が仲間つくり・健康づくり・世代間交流に向けて積極的活動を誓うとともに、高齢者問題を自らの問題としてとらえ、広く市民の理解と意識を高めるため、老人の日を記念して開催するものです」とあります。

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市内には500のクラブと約3万人の会員のかたがいらっしゃるとのことです。川崎市総合福祉センター〈エポックなかはら〉ホールいっぱいの参加者でした。

高齢者福祉の向上に尽くし、その功績が顕著である「老人福祉援護功労者賞」を6人の方が受賞され、設立以来10年以上を経過し、クラブ員相互の自主性を尊重するとともに、地域社会との交流を果たすなど、活動内容が他の模範となる団体として6団体が優良老人クラブ賞を受賞されました。

そのほか単位老人クラブ会長賞を10人の会長さんが受賞されました。

地域の中で高齢者のみなさんが交流し、地域に根づいたいろいろな活動をされています。仲間をつくり、楽しむ、それだけでなく今、高齢者の方々が子どもたちの通学の安全のために街角にたちこえをかけて下さる姿をたくさんみかけます。

日中の地域は、主にこどもと高齢者がくらしているなかで、高齢者のみなさんが地域で子どもの見守りや安全を守る活動をしてくださるのはとても重要なことだと思います。

高齢化社会になるなかでますます発展されることを願うばかりです。

今年の夏は、高齢者の所在不明の問題が表面化し、驚きました。

所在不明は個々のケースによって理由はさまざまでしょう。今回の問題の背景に、介護家族が窮乏し、高齢者が孤立させられル状況があると言うことだと思います。問題の解決を、家族のあり方や地域のネットワークの強化にゆだねるだけでなく、高齢者の見守り活動をしっかり事業として行うことだと思います。

自治体によって乳酸菌飲料を配りながら安否確認をしているところ、訪問介護事業で生活支援を行うところ、「ふれあい収集」と称し、介護度1以上で65歳以上か障害者手帳の所持者で単身者にたいし、家庭ごみの個別収集を行い、希望すると安否確認も行ところ〈川口市〉など、自治体の、高齢者を見守り支える事業化が必要だと思います。