このまちレポート

川崎市肢体不自由児者父母の会連合会の定期総会に出席しました

2010年9月5日

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9月5日、第47回川崎市肢体不自由児者父母の会連合会の定期総会に出席しました。

昭和39年度に設立され、以来養護学校や療護施設「レインボウ川崎」の建設や、重症心身障害児施設「ソレイユ川崎」の整備、養護学校卒業後の進路場所の確保など、保護者のみなさんの取り組みが、障害児者支援策を前に前にと進めてきた力だと思います。

障害者自立支援法の廃止の方向が示され、障害者総合福祉法の制定に向けての作業が始められていることが会長さんから紹介されました。「私たちのことは私たち抜きで決めないで」という当事者のみなさんの粘り強い声が届き、今制度改革推進会議が行われ、その中の「総合福祉部会」に全肢連もはいっているとのお話でした。自立支援法の違憲訴訟の和解が真に活かされる内容になってほしいと思います。会長さんは、客体ではなく主体の立場でがんばりましょうと、みなさんに呼びかけられていました。

川崎市への予算要望についても触れられました。
第1の要望は「医療的ケアを要する障害児者の緊急一時預かり場所を早急に確保してください」というものです。肢体不自由児者のみなさんが地域で生活していくうえで親の急病、葬祭などへの緊急時一時預かり制度は2010年度にスタートしましたが、この制度に医療的ケアを必要とする家族が含まれていないとのことです。

要望書の内容はどれも地域で当たり前な暮らしをするうえで必要な施策ばかりです。一日も早く実現させたいですね。