このまちで子育て

子母口小・東橘中の合築計画に関連して「はるひの小中連携校」を見てきました

2010年11月4日

H22年度の児童数は1125人と子母口小学校は市内最大の過密校です。この間、過大規模と学校施設の狭隘をかいしょうするために、国有地を含めた市営蟹ヶ谷四方嶺住宅跡地周辺での学校の分離新設に向けた取り組みを進めてきましたが、国との協議状況から新校開校がH30年度以降になる見込みとなり、このほど、そんなに先延ばしできないと、分離新設による対応方針を抜本的にみなおし、子母口小学校と東橘中学校を合築により整備する方針がだされました。現在の子母口小学校の用地に新設校を建て、中学校敷地に運動場を整備する。工事期間中は小学校の仮設校を四方嶺住宅跡地に建てるという案です

   児童数は東橘中学校が今年917人ですから、小中学校あわせると2000人を超える大規模な学校になります。子母口小の過大規模解消と言っていたのに、突然小中学校を合築するというのですから、児童数は倍になります。いったいどうなるのだろうかと言う不安がよせられています。市教委は小中連携教育を行なうことで小中9年間にわたる良好な教育環境を確保することといたします。といっていますが、小中連携教育とはいったいどんなものなのか、子母口小の過大規模解消の対策に一貫してとりくんでこられた前市会議員の西村英二さん、元市会議員の大貫和子さん、他地元の住民の方々と、11月1日、はるひの小中学校を見せていただきに行きました。ここは栗木台小学校と白鳥中学校から分離独立した学校です
         
(写真は「はるひの小中連校」右は中学校ランチルーム)

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最初に小学校の校長先生から小中連携教育の取り組みのビデオを見せていただき、そのあと学校内を丁寧に案内してくださいました。
建物自体は広く設計も工夫されていていままでの校舎の概念を壊すようなすごい建物と言う印象です。1階は、小学校1~2年生の教室、2階が3~4年生、3階が5年生~中1、4階が中2~3年生の教室というふうに配置され、いわゆる中1ギャップ問題が起きないような環境が整っていると言う印象です。児童生徒数は小学校708人、中学校は182人と、子母口小と東橘中の半数以下です。敷地面積は24356㎡に対し東橘中と子母口小をあわせると22700㎡です。 学校施設の環境的には、高津のほうは厳しくなるといわざるを得ないと思います。

小中連携教育については、まだ始まって3年目ですから、私はなんともいえないかなと思います。教師のかたがたのご意見が聞きたいとおもいました。

あと、今回の案の問題点として仮設校舎まで小学生が登下校するのは、狭くて急な坂道もあり交通事故の危険があり、また距離も長く低学年は負担が大きいという不安もあるとのことです。さまざまな不安や疑問もある今回の市教委の案です。子どもたちの大切な学校教育環境をどうつくるかと言う問題ですからですから、ぜひ、保護者のみなさんのご意見を上げていくことが必要と思います。