川崎市緑ヶ丘霊園は、昭和18年開設され、面積57・8ヘクタール、墓所数24848,116区まである霊園です。広い園内を歩くのが大変で、お彼岸やお盆などに巡回バスの運行を要望する声があり、今年の9月21日、22日にはじめて墓参バスが試験運行されました。私たちが把握している声でも「入り口の長い坂道を登らなくてもよくなってよかった」「これで来年も来られる」などと好評でした。
はじめに実施結果や、利用者の反応や課題とその対応、来年度以降の本格実施を質問しました。建設緑政局長は「2日間で約1500人の利用者があった。バス停の位置などの課題はあったが、概ね円滑な運行だった。利用者から「よかった」「今後も続けてほしい」の声が多くよせられているが、「同時に運行本数の増便」、「バス停の増設」などの要望があり、こうした課題や要望を踏まえて来年3月にも再度試験運行を実施していく」。「本格実施について3月の試験運行の結果を踏まえ、来年度以降の実施に向けて検討していく」と答弁しました。
私は、増便とバス停の増設を要望すると同時に、バス停の増設では具体的に、バス停との距離や高低差があるまとまった区域があり、その区域一体の入り口あたりにバス停を1か所増設できないかと質問しました。 建設緑政局長は「高低差のある区域は、園路幅が狭く安全で円滑な運行に支障があるのでそのルートの設定は困難である」と答えました。
続いて、広い園内がよくわかるイラストつきのカラーの案内図が必要であること、園内の置き引きの 注意を喚起する放送をながすこと、今年の夏は園内で熱中症の状態になった方なども多いと聞いているので、屋根のついた休憩所の増設や、霊園事務所内の休憩所の整備も必要ではいかと質問しました。
建設緑政局長は「現在案内図を配布しているが、より使いやすくなるよう更なる充実を図りたい」。「置き引きの注意喚起は110ヶ所に注意看板を設置し、広報車によるアナウンスをしている。所轄の警察署とも連携し防犯対策の強化に努める」「現在、6箇所あるが利用状況を見ながら休憩施設について検討していく」「霊園事務所内のロビーがあるのでご利用いただきたい」と言う答弁でした。
最後に、墓参者が快適に墓参できる環境を整えることと水洗トイレ化も7ヶ所中あと3か所残っているので早期に整備するよう要望しました。