驚きました。おもわずことばを失うほど、想像をはるかに超えた天井の崩落でした。
5月13日、東日本大震災で天井が殆ど崩落した「ミューザ川崎シンフ ォニーホール」を視察しました。行政から各会派に呼びかけがあり、2ヶ月たって議員にはじめて公開されました。真っ暗の中、懐中電灯の明かりに導かれてホールへ。おもわず、絶句です。天井仕上げ材、軽量鉄骨天井下地をはじめ、付属する音響・照明・空調設備等の相当部分が落下したのです。
このホールは総工費212億円をかけてつくりました。まだ6年しか経っていないのに、この崩落とは、いったいどういう建築だったのかとおもわずにはいられません。
現在、原因の究明に向けた調査を行っているとのこと。その調査結果によっては、賠償問題にもなると思います。
客席を直撃しているのですから、もし、公演中だったらと考えるだけでもそら恐ろしいものです。市は、早期復旧を目指すとして、この6月議会では20億から30億円の補正予算を組む予定としています。そして復旧の工期については、設計期間が3ヶ月から6ヶ月、解体を含めた工事期間が約1年間を要するため、復旧工事の完了は平成24年度末を目途とするという説明がありました。