6月4日、川崎市身体障害者協会高津支部の総会が北部身体障害者福祉会館にて開催され,私も出席させていただきました。
ふれあいガイドの移動支援を受けながら参加されている方,手話通訳や要約筆記の方の支援を受けながら総会に参加されておられる方など、皆さん代議員となられて参加されていらっしゃいました。
総会の資料を拝見すると様々な取り組みをされています。こうした取り組みを通して,親睦を深め、意見交換や交流を行うことが本当に大事だと思います。
総会の挨拶ではみなさん大震災の話に及びます。
大震災では,この間、過酷な避難生活が障害の重度化、病状悪化につながるとの報道もされています。また震災前は畑仕事や,家のことなどを行っていた元気な高齢者の方々が、避難所で仕事もなく、体を動かす機会がめっきり減り、介護が必要になる方が増えているという報道もありました。
障害者の方々の被災後の実態を調査した方の記事を雑誌で読みましたが、避難所で20時間ずっと車いすに乗ったままいたという男性,全盲の夫婦には避難命令を伝える広報車の声が届かず、移動バスの集合場所まで行く手段がなかったという方もおられたとのことです。
どこでどんな災害が起きたのか、避難命令などの確実で速やかな情報伝達、移動手段の確保も必要です。一時避難所に行かなくても障害者、高齢者の方々の通所施設や,入所施設などの2次避難所にすぐに避難できる体制の整備も必要です。自然災害は防ぐことはできなくても,防災対策や日常からの医療や介護などきめ細かい対策をとることで被害を最小限に防ぐことはできます。
もうすぐ始まる6月議会にむけて、私たちの議員団ではこうした防災対策についても、チームを組みながらとりくんでいます。