川崎で安心して出産ができるようにと、昨年の9月議会で私は「周産期母子医療センターの早期整備と妊婦検診の助成回数を増やすべき」と質問したことは、ホームページでも報告させていただきました。わが党の代表質問でも取り上げてきました。予算案にどのように反映されているでしょうか。
●妊婦検診について
現行は2回(1回目8940円、2回目6170円)と出産予定日に35歳以上の方に超音波検査を1回)です。
新年度予算案に妊婦検診を5回助成する(1回目8000円、2~4回目を各4000円、5回目6000円)案が提案されていますが、超音波検診は廃止、開始時期は今年の10月からという案です。
回数が増えたのは一歩前進ではありますが、東京23区では、18区が14回助成する計画とのことです。また超音波検診も助成する区がふえているとのことです。また仙台市では2回から10回にする計画とのことです。
市は「5回程度の公費負担実施が望ましい」という厚労省の通達があったことを根拠にしていますが、この通達は「妊婦検診は13~14回程度となり、公費負担も14回程度が行なわれることが望ましい。困難な場合は最低限5回とする」という通達とのことです。やはり助成回数14回をめざしたいですね。
●総合周産期母子医療センターについて
総合周産期母子医療センターの整備にむけた予算案が約3063万円計上され、総合周産期医療整備検討会で周産期医療体制の確立を目指した検討を行なうとしています。
新生児集中治療管理室(NICU)や母体・胎児集中治療管理室(MFICU)の必要なベッド数をしっかり確保し、市内の病院や産科医院との連携やサポート体制をつくり、川崎で安心して出産ができる体制を整備しなければならないと思いますので、引き続きとりくんでいきます。