久地小学校の新しいグランド用地内にこの地域待望のうめのき保育園が，多くの関係者のご努力で無事竣工され，22日内覧会がありました。
社会福祉法人川崎市社会福祉事業団の120名定員の認可保育所です。理事長さんから3・11の大地震やタイの大洪水の影響を受け，資材が遅れたりして完成にこぎ着けるまで大変だったというお話もありました。

私も一緒に働いたことのあるベテランの元園長先生が、中を説明しながら案内してくださいました。子どもたちの動線を配慮した足洗い場の場所,3階屋上の菜園にするスペースやプール遊びのできる空間も広くとられていました。０歳児、1歳児、2歳児の発達に即したイスやトイレなど、とてもかわいい！ 2階フロアには，幼児用のランチルームがあって、こども用のキッチンテーブルも設置されていました。施設は、設計や設備等に工夫が施され，幼いこどもたちにとても配慮されていると思いました。

門から玄関を経てその奥まで屋根が設置され，ベンチも設置されていました。理事長さんは、この造りは設計者が京都の家風のこだわりで設計したが、外遊びから帰ってきた子どもたちが一休みできるし地域の方も是非立ち寄っていただきたい。と紹介されておりました。私は，門から屋根があって、雨の日、こどもや保護者にやさしいつくりだと思いました。

来賓の挨拶で、こもごも期待のことば等がありましたが、私は「保育士のみなさんがその豊かな経験を生かして，保育に励み，是非地域に信頼される保育園になってください」ということばがとても印象的でした。

私は、2009年12月に教育委員会が久地小学校の児童生徒の増加に伴って、新しいグランドを整備する等の対応策を示し、それを受けて12月議会で質問しました。新グランドに複合施設も検討するとの答弁を受け，2010年3月議会では、地域の保育所入所申請の実態を調査し，現存する保育所の入所枠をはるかに超える申請があることを示して，認可保育所の整備を提案、要望しました。2011年度の予算で120名定員の整備費がつき、4月開所されることになっていましたので，内覧会が楽しみでした。よかったです。