5月15日、NPO法人あやめ会の定期総会に今年も出席しました。あやめ会は精神障害者家族会として長年、さまざまな活動されておられます。私たち議員団も昨年の7月、役員の皆さん方と懇談をさせていただき、市への要望に関わる実態等を聞かせていただきました。
あやめ会の理事長さんは,あいさつの中で,年々親が高齢化して総会の参加者も減ってきていることを心配されていました。でも、精神障害者の支援策を毎年がんばって市に予算要望を行う中で、すこしずつ前進しているのは、みなさんの協力があってのこととお話しされましさ増した。
特に一番の要望は精神障害者手帳の1,2級を持つ精神障害者を「重度障害者医療費助成制度」の対象にしてほしいという要求です。これは長年の要望で、議会への陳情もだされ,全会一致で採択されてきた経過があるものです。
この問題では,今年になって、神奈川県が精神障害者も対象に加え、窓口負担を無料化すると発表したのを受けて,私たち議員団は3月予算議会の代表質問で、川崎市も精神障害者の方々への医療費助成を対象にすべきと質問しました。
この実施は市町村への交付金にするため,市が同様の制度を持っている必要があります。せっかく,県が無料化を打ち出したのに、現状の重度障害者医療費助成制度の対象に精神障害者を加えていない川崎市は、この適用を受けられません。
精神障害者の医療費助成制度は,かねてより強い要望であり,本市も対象に加える制度をつくり,交付金を受けいれ、他の市町村のように4月から無料実施するよう、質門し、強く求めました。
健康福祉局長は,「助成要件等のみなおしにむけた検討を行うこととしておりますので,今回の精神障害者の適用拡大への対応につきましても,神奈川県との検討内容をふまえ、併せて検討を進めてまいります。」と答弁しました。
引き続きとりあげ、実現のためにがんばりたいと思います。