このまちで子育て

親と子の安心を崩す保育制度の改変が進められようとしています

2008年12月23日

親と子の安心を崩す保育制度の改変が進められようとしています児童福祉法は保育の実施義務が国や市町村にあると定め、認可保育所の入所決定は『保育に欠ける』基準に沿って、自治体が行ない、保育料は保護者の収入に応じた額です。保育環境は、全国一律の「最低基準」が設けられ、守ることが義務つけられています。
運営は公立か、非営利の社会福祉法人とされていましたが、00年に株式会社が参入できる規制緩和が行なわれ、川崎でも06年度始めて企業が参入し、08年度は12箇所に。今回携帯電話の販売などからスタートしたエムケイグループの破綻によるハッピースマイル園の閉鎖は、企業参入の危険性を見せ付けられました。
今、厚労省は財界からの要望で、保育所と保護者との直接契約制度に変え、最低基準を「ガイドライン」にしようとしています。
こんなことになったら、保育所を探して契約するまですべて自己責任とされ、保育所から選択されなければ入園できなくなる懸念が。市町村の保育の実施義務を後退させ、保育の市場化拡大に道を開くものとして、全国の多くの保育団体から反対や懸念が示されています。私は共産党市議団を代表し「公的保育制s度の堅持・拡充、保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める意見書」を国宛に出す提案を、12月18日本会議にて行ないました。(残念ながら自・民・公・ネに否決されました)