16日、原発ゼロを求める国民の意思が代々木公園に集まりました。私も新婦人の皆さんと一緒に参加しました。
覚悟はしたものの代々木公園のホームに降り立った時から、牛歩でした
。
公園までの道のりも、バスで乗り付ける人々がどんどん降りて、すごいことになっていました。福島県からも、福井県からも島根県からものぼり旗をもって続々到着していました。炎天下、全都道府県からの参加者17万人という主催者発表があり、野田内閣に原発からの撤退を迫ったのです。
広場は立錐の余地なしのようで、フェンスの外の木々の日陰でともかくも座りました。
1時から活気ある司会者の声で集会が始まりました。
坂本龍一さんは、子どもの命を危険にさらすようなことはすべきではない。お金より命だ。大江健三郎さんは、原発の廃炉などを求める署名を国会に堤出した翌日に、政府は大飯原発の再稼働を発表したと、怒りをもってはなされました。野田政権が国民のためというとき、一体誰をみて言っているのかと思います。汚染されたふるさとに戻れない、家族がバラバラでくらさなくてはならない、そうした国民の言語に言い尽くせない怒りと悲しみの事態にこそ目を向けるべきです。安全確認もできていない、無い無い尽くしの中での再稼働はあり得ない、しかも原発の下には活断層ではないかという亀裂が走っているという。あまりにも安心神話で進めてきたことが次々露呈されています。
私は用事のために集会がまだ終わっていなかったのですが、帰路につきました。もうデモ隊は整然と出発を始めていました。あれだけのすごい人数ですから納得です。再稼働反対、原発をなくそうのシュプレヒコールが炎天下に熱く響いています。