11月10日、第11回の高津地区防災訓練が西梶ヶ谷小学校で開催されました。参加されたのは800名ほど、避難所設置訓練、防水訓練、給水訓練、煙体験、応急救護などの訓練が行われました。毎回同じことを繰り返し行うことがいざというときに生かされると思います。
今回のメインは地震で倒壊された家から救出する訓練でした。阪神淡路の時の最も多かった被害は建物や家具の下敷きになり、救出されることなく人命を落とされたことです。消防士の皆さんが,倒壊した建物の中の人を救うために、ジャッキで屋根をひきあげて、隙間をつくり、中に入って救出する訓練を披露しました。
高津消防署長は、最後の講評で「地震発生時、火災が起れば、消防士、消防団員はまずは消火活動を行うので、こうした救助は住民同士で行うことが必要になるので今日の訓練をおぼえておいてください」と話していました。また昭和56年以前に建てた家の耐震補強の必要性と公費で耐震診断を行う制度の紹介も行っていました。
今回の西梶ヶ谷小学校校庭での防災訓練で、高津地区の小学校を一巡したとのことでした。高津区は、昨年から民間事業者の皆さんと防災ネットワークを立ち上げていますが、参加された方の紹介もありました。
防災意識がたかまり地域での取り組みが広がっていると思いました。