でも、まだ足りない保育園
市は07年に「保育緊急5カ年計画」を策定し待機児を解消するとしたものの、今年の4月、認可保育所に申請しても1954人も入所できず(うち待機児童は713人)。入所申請数は市の推計より3年も早く到達。自ら誘導してきた大規模マンション等の人口急増や保育ニーズの推計を誤ったために整備が大きくおくれてしまったからです。
市は今後、「しばらくは毎年申請数を千人ずつの増加を見込み、3年間で約3千人の認可保育所の定員増をはかる」等の「保育緊急5カ年計画」の改訂版骨子を発表。
内容を数値化(表2)してみましたがそれでも不足は明らかです。
[ 表1 ]こども本部作成より抜粋 ……………………[ 表 2]
………………………H19・4……H20・4……H21・4
就学前児童数………76735人…77817人…79061人
入所申請数…………14409人…15013人…16384人 …19400人
定員数………………12250人…12785人…13605人 …16605人
入所児童数…………12820人…13475人…14430人
(定員超過受入れ)
入所できなかった数…1589人…1538人……1954人
待機児童数………………465人…583人………713人
待機児ゼロには5千人規模の整備必要
9月議会では3千人の定員増でも待機児童は解消されないことを指摘し、少なくても5千人規模の保育所整備が必要であると求めました。
今年度の当初整備計画(高津区は来年4月開設は1か所60人)の他、緊急対策として示された認可5か所300人、小規模認可4か所120人の具体内容の発表は11月中の予定。今年4月高津区の待機児は119人、区内の緊急対策はまったなしです。