2月19日、環境局の交通環境対策課から先のアンケートの要望に対する報告が1件ありました。
要望は、「武蔵新城駅から溝口駅に向かってでた電車が、すぐに高架を下りつつスピードを増し、★印で平地部に移りますが、その周辺地域(末長1327,1343地内)の市民は電車通過時の騒音に悩まされている。騒音低減への効果ある措置をとっていただきたい」という内要です。
交通環境対策課からの報告は「在来鉄道のうち、新設路線及び大規模改良路線につきましては、平成7年12月20日付環境省指針により、基準が示されておりますが、既設の在来鉄道については規制がかからないことから、南武線は本指針の対象外となっております。こうした中で、本市といたしましては、今回のご要望を受け、実態調査のため、平成25年1月30日に鉄道騒音の測定を実施しましたので、その結果と併せて、東日本旅客鉄道株式会社あてにお伝えしてまいります」でした。
測定は平成25年1月30日 10:25から12:00までで、測定場所は、地図の●で示したところです。(環境省の在来鉄道騒音測定マニュアルに基づき、近接側軌道中心から水平距離12,5m、地上から高さ1,2m及の地点にマイクロホンを設置し、騒音計にデータを記録。マニュアルに基づき通過列車は25本とした)とのことです。
測定結果は 表1のとうりです
表2は本市における他地点での等価騒音レベルです
なお先述の平成7年の環境省指針では、在来鉄道の新設または大規模改良に際して、生活環境を保全し、騒音問題が生じることを未然に防止する上で目標となる当面の指針を示しています。それによると新線の場合は、昼間(7〜22時)については60dB以下、夜間(22時〜翌日7時)55dBとする。大規模改良線は騒音レベルの状況を改良前より改善すること。ただし、平成7年12月19日以前に既に新線又は大規模改良線として工事が認可申請されている区間は指針の対象外とする。と明記されています。南武線の高架化工事は大規模改良線工事だと思うのですが、行政によると平成7年以前の認可で、やはり対象外とのことです。
しかし、要望のあった箇所について、指針の対象外とはいえ騒音に変わりなく、低減への対策が必要と思います。JR東日本に測量結果と合わせ低減対策の要望を伝えてほしいと要望しました。