人口増加の激しい川崎中部地区(中原、高津)に小児急病センターを開設してほしいという要望が、いよいよ4月から実現します。
7日に行った質問で、新年度予算で補助金4015万円余が計上された中部小児急病センターについて質問しました。補助金は特別な診療体制を維持するために、医師、看護師、その他コメディカルスタッフに対して支払われる人件費等ということです。
診療時間帯は準夜帯(受付時間を午後6時30分から午後11時まで)となっています。深夜帯までとしなかった理由と今後の深夜帯への方向性について質問しました。
健康福祉局長は、「全国的に小児科医師が不足している中にあって日本医科大学武蔵小杉病院の協力により開設に至った。同病院でも小児科医師の確保に限りがあることから、深夜帯を除き、比較的患者の多い準夜帯に限定して開設とした。」「日医大小杉病院にあっては、現在も小児病院群輪番制の2次救急当番病院をにない、さらに北部小児急病センターに対する深夜帯当番医師を派遣する等本市の小児救急医療体制において大きな役割を果たしていただいていて、これらの体制は中部小児急病センター開設後も、継続して担っていただく予定となっている。
中部小児急病センターの診療時間については、同病院との協議により、小児科医師の疲弊を可能な限り回避するため、準夜帯に限定したものですが、同センターの開設後の状況も見ながら、限られた医療資源を効果的に配置し、今後とも、小児救急医療の充実に努めていく」と答えました。
小児科医師の不足のなか、深夜帯の救急を担う小児科医師の確保が大変ということはよく理解できますが、小児は容態が急変することが多いといわれているので、深夜帯の開設にむけて今後のとりくみを引き続きお願いしたいと要望しました。