今年も平和行進が始まりました。5月6日東京夢の島から広島までのコースがスターとして、今朝は3日目。高津区役所裏庭で9時から出発前の集会が開かれました。高津区に住んでいる被爆者と通し行進する方の紹介とあいさつがありました。被爆者がまだ声をあげられないでいる。なんとしても生きている間に核兵器をなくしたい。看護士をしていてたくさんの被爆者の苦しむところをみてきた。退職した年から平和行進に毎年参加しているという81歳の女性、今年はフィリピンの女性が参加し、スピーチするなど、核廃絶の思いが語られました。高津区長さんからもあいさつをいただきました。最後に私もあいさつをさせていただきました。

「核兵器のない世界、憲法9条と非核3原則が輝く日本へ」をスローガンとして全ての自治体の通過をめざす平和の網の目の行進です。
昨年は「原発ゼロ！」の一点で大きな世論が起る中で、日本の原発が全てストップする中で平和行進が行われました。
今年は安倍政権がまた復活し「日本の原発は世界一安全だ」といってトルコやアラブ首長国連邦と原子力協定を結び原発を輸出しようとしています。
福島ではいまだ15万4千人の方々が避難生活を余儀なくされふるさとに何時戻れるかわからない。収束のめどは立っていない。原発は冷却機能を失えばコントロールできなくなる致命的な欠陥をもっているという事実を全くみない発言は許されません。

そして今、かつてないほど憲法が危なくなっています。あの戦争の惨禍を再び繰り返さないとしてつくられた平和憲法をなんとしても守ろう！という多くの国民の皆さんと一緒に、憲法を守り生かすためにがんばっていきたい。
被爆者の方々と一緒に、核廃絶、被爆者救援を掲げて55年もの間歩き続けてきた草の根の国民平和行進が、世論をつくり、世界を動かす力となることを確信しています。

沿道の人たちにアピールしながら森林公園まで歩き、宮前区と合流しました。
休憩後、多摩区にむけて出発する方々を見送りました。今日は麻生区までの行進です。通し行進される方々、是非体調に気をつけてください。