6月7日の午前中、「桜の風」の次に、「なかはら基幹相談支援センター」に行きお話をうかがってきました。障害者の方々の人権が守られ、安心して生活できるためのマネジメントを行う相談支援事業です。その相談支援事業が今年度から再編され、それまで全市で35カ所あった相談支援事業所が、専門職種の人員を増やし28カ所になりました。各区の体制は、1カ所の基幹相談支援センターと3カ所の地域型相談支援センターとなり、これまでの施設との併設型ではなく、相談支援として独立して設置することになり、相談も障害の種別や年齢を問わなくなりました。
再編にあたっては、2年程前から行政から提案があり、目的や内容について、当事者のかがたへの周知や意見の反映についての議会陳情も行われ、健康福祉委員会で議論してきました。
再編によって、これまで相談にのってもらっていた事業所も相談支援員も変わる方々も多く、人間関係ができていたのに、引き継ぎがうまく行くのかとても心配でした。
お話では、今は引き継ぎの作業がメインになっているとのこと。
主任相談支援専門員のかたも今まで幸区で70人程のケースの相談に乗っていたが、30人位を半年間ほどかけて丁寧に引き継いで行こうかと思っているとのことです。
各区1カ所の基幹相談支援事業所は、365日、24時間対応することになっています。今でも午後8時,9時頃まで電話の相談もあるとのこと。夜間も休日も携帯をもっていて、いつでも連絡が取れるようになっているとのことですが、この体制が障害をもつかたやご家族にとって安心のために必要なことです。でもこの体制をとることは事業者にとっては大変なことかもしれません。
相談者は、今まで何のサービスともどこともつながっていなかった在宅障害者の掘り起こしも行うことになっています。
各区に設置されている「自立支援協議会」の運営も基幹相談支援センターが行うとのこと。増員されとはいえ、になう仕事が増えてこれは大変な勤務状況になることが予測されます。現場から声をあげて行くことが必要ですね。