このまちレポート

「川崎市育成会手をむすぶ親の会」と懇談しました。

2013年8月2日

この間、多くの団体の皆さんと、来年度の予算要望懇談会を行っています。P7031300

7月3日には、知的障害のあるご本人と家族の会として、「障害者とその家族が地域のなかで誰もが安心して暮らせることを願い」として活動されている「川崎市育成会手をむすぶ親の会」の皆さん方と懇談しました。

今、障害を持つ人の高齢化と親御さん自身の高齢化、また親の介護を行っている親御さんも増えておりグループホーム・ケアホームの増設とスタッフの確保は切実な問題。重度のグループホームで夜間のスタッフ体制が日によってとれないところもあり心配。重度の方の入居がしづらい。夜間のスタッフ確保のために夜間加算の拡充が必要です。スタッフの専門性を確保しさらに充実するためにスタッフ研修も実施してほしいという要望です。

市が移動手段確保事業を見直したことで、介助者の移動への助成がカットされてしまい困っている。ひきこもりがちになっている人もいる。本人の成長のために社会参加と余暇活動をするには、介助が必要で、是非、従来通り介助者も認めてほしいという要望です。

市は、要望の強かった市バスと民営バスを共通フリーパスに変更し、このことでは利便性を図ったものの、一方で軽度障害者(身体5,6級と知的B2の方)と身体障害5,6級知的障害B2の介助者は対象から外しました。障害程度に関わらず、社会参加等移動の権利は等しく保障すべきです。私は実例もお聞きして議会で質問してきましたが、利便性を図ることとひきかえに従来のサービスを削減するというやり方はやめるべきと改めて強く思いました。

入所施設の整備や障害者相談支援体制について、災害時の支援や医療体制などの要望についても懇談しました。どの問題も切実な要望ですので、とりあげていきたいと思います。