このまちレポート

NPO法人川崎市視覚障害者福祉協会と懇談しました。

2013年8月10日

 

C花・植物3

7月24日、川崎市視覚障害者福祉協会(以下・視障協)の高橋会長さん初め役員の方々と懇談しました。

 

視障協のみなさんからも、「バスを利用する場合、介護する者は半額でなく全額無料にしてほしい」という要望が一番目でした。先日懇談した「手を結ぶ親の会」からもでた要望で、すでにそのことはホームページで書きましたが、市は軽度の障害者の介護者を助成の対象から外し、さらに第1種身体障害者手帳所持者、IQ35以下、12市未満の身体及び知的障害者の介護者は半額助成としました。いわゆる重度障害者と障害のある12歳未満のお子さんの介護者は半額だけ補助しましょうというものです。移動の支援が必要なのですから介護者もこれまでどおり全額助成すべきです。これこそノーマライゼーションではないでしょうか。真に移動の権利を保障すべきです。

障害者の皆さんが65歳なると障害者総合支援法から介護保険に切り替えさせられる「65歳問題」のひとつと思いますが、それまで障害者福祉で使っていたサービスが継続して受けられなかったり、介護保険ですから1割負担になリ、低所得者の場合は負担増になる問題があります。

そのひとつですが、介護保険では、ヘルパーさんの院内介助は認められず、病院の入り口までしか行けないので、視力障害者が病院内の介助を頼むのが制限されるというのです。トイレ介助やレントゲンを撮るときは30分だけ認められているけれどあとは看護士にやってもらいなさいとのことです。要望は障害者サービスの同行援護を使えるように改善してほしいというもので、これも当然です。

そのほか、日常生活用具の拡大、視障協事務職員人件費補助、視覚障害者情報文化センター(盲人図書館を改築し指定管理者が管理運営する)の業務内容の充実等がだされました。

視覚障害者の皆さんが、生きて行く上でごく当たり前の要求をひとつひとつ掲げ連帯して運動する姿にいつも敬服しています。