新市長が初めて臨む川崎市議会が29日から始まり、冒頭、所信表明演説が行われました。市長選挙の大きな争点になり、君嶋ちか子さんも公約した中学校給食の実施に向けた取り組みに踏み出すことを新市長は言及しました。市民の意見、要望が市政を動かしました。
中学校給食については、「1昨年の3月議会において『中学校完全給食の早期実現を求める決議』が全会一致で可決されている意味は大きいとして、一刻も早い導入実現に向けて、あらゆる手法を比較検討のうえ、速やかに準備に入ります」と表明。また「決議で触れられた地産・地消、食育、栄養バランスなどにも気を配り、なるべく民間事業者の知恵と工夫を生かせるようなしくみにしてまいりたい」「12月1日付けで『中学校給食推進担当』を配置し、年度内にはさらに体制を拡充してまいります」と演説しました。
29日、川崎市教育委員会会議は、市立中学校の完全給食を早期に実施するとした基本方針(26日決定)を公表しました。基本方針には、議会の決議とともに、請願や陳情等の審議、保護者等のご意見・ご要望を踏まえ・・・検討したと述べています。
そして以下の4点を基本方針としています。
2・学校給食を活用した、さらなる食育の充実を図ります。
3・安全・安心な給食を提供します
4・暖かい給食を全校で提供します
手法はこれからの検討です。是非,子どもの成長発達を支える安心安全な給食になるよう提案し、とりくんでいきます。