72年前の今日、12月8日は、日本の天皇制政府がアジア・太平洋戦争にのり出した開戦の日です。当時、国防保安法や治安維持法で国民をしばりつけ、「自衛」のための戦争だとだまして戦争に突き進みました。領土拡張の侵略戦争は,日本とアジアで多大な犠牲を生みました。
その開戦の日の前に,安倍政権は国会で,新たな「戦争司令部」となる国家安全保障会議(日本版NSC)設置法と、その活動のため国民の目と耳と口をふさぎ、国民から事実を知る権利を奪い取る秘密保護法を強行しました。再び戦争に巻き込むための準備を数の横暴でごり押ししています。
しかし,今は戦前とは違います。時代を逆戻りさせるな、国民の知る権利をうばうな、という国民の熱い,怒りの声は短期間に、瞬く間に広がりました。
平和と民主主義を求めるエネルギーをとても感じます。
6日深夜の参院本会議、壇上に立ったのは反対討論の共産党の仁比聡平議員と賛成の自民の議員だけでした。民主党は討論前に一斉に退席、法案の共同提案者となった維新、みんなも退席したからです。民主党の右往左往ぶりと維新、みんなの「翼賛」ぶりが明らかになるなか、秘密保護法、悪法を巡る最後の攻防は自民党と共産党でした。
志位委員長は、6日深夜に開かれた日本共産党国会議員団総会で『今日をスタートに,憲法違反の秘密保護法撤廃のあらたなたたかいにたちあがろう。安倍政権の暴挙は国民と歴史によって裁かれる。』と発言しました。本当にその通りと思います。