議会活動報告

ワンコインがん検診で受診率の向上を(一般質問その4)

2013年12月24日

家族16本市の死亡原因の1位はがんです。早期発見、早期治療のためにがん検診の受診率向上の市の取り組みは重要です。

「がん検診の受診率を政令市トップレベルにひきあげる」と公約した市長に、ワンコインがん検診を提案しました。

①2012年度の本市の受診率、②20政令市中の順位、③「健康づくり21」計画で掲げる10年後の目標値、④2011年度の政令市1位の市および受診率、は

検診項目

2012年度の本市の受診率 20政令市中の順位 「健康づくり21」計画で掲げる10年後の目標値 2011年度受信率1位の政令市および受診率

胃がん

6.8%

12位

15%

仙台市19.9%

肺がん

20.2%

8位

30%

千葉市32.9%

大腸がん

20.7%

9位

30%

浜松市32.0%

子宮頸がん

21.9%

11位

30%

名古屋市52.4%

乳がん

19.2%

8位

30%

仙台市37.7%

直近公表(2011年度)の胃がん検診の受診率の1位は、仙台市の19.9%です。市長は「本市の10年後の目標値は、政令市の現在のトップレベルの受診率とほぼ同じなので、10年後ではなく、任期中を目途に達成したい」と答弁しました。つまり4年間で達成したいと答えました。

しかし、現在トップレベルの政令市の受診率が4年後にあがる事は充分考えられることです。私は、抜本的な対策なしには受診率は向上しないと指摘し、本市が平成20年度に受診料を大幅値上げした事により受診率が低下した実態と川崎市健康意識実態調査(2011年度)で「受診しない理由」の1位が「費用がかかる」だった事を示し、受診率を大きく向上させている名古屋市のワンコイン健診=500円を本市も検討すべきと質問しました。

市長は「一義的には個別受診勧奨などを実施し、進捗を考慮しながら、ワンコイン健診等を含めた手法についても受益者負担の適正化、費用対効果の観点を踏まえ、検討していきたいと考える」と答弁しました。

私はワンコイン健診の検討を要望し、「健康都市宣言」をしている本市として本市独自の受診率の目標を高く掲げ、目標達成の対策をとるために全庁的な対策会議をもつことを市長に要望しました。