このまちレポート

ふれあいプラザかわさきの開所記念式典が行われました

2014年4月1日

3月27日、川崎区堤根の「ふれあいプラザかわさき」の開所式典に参加しました。「川崎老人福祉センター・地域交流センター」「日進町こども文化センター」「わ−くす川崎」「視覚障害者情報文化センター」「川崎市シルバー人材センター」の複合福祉施設です。現在までのいわゆる「日進町福祉センター」の中の機能を,隣接地に新築した建物に移します。

パンフには「各施設の機能が多様化する様々な福祉ニーズに対応し、子どもから高齢者、障害者まで,誰もが住み慣れた地域でいきいきした生活が出来るよう、専門的で質の高いサービスを提供するとともに、地域に根ざした親しみやすい施設なるようめざしてまいります」と書かれています。

「視覚障害者情報文化センター」は3階に。

CIMG3562当センターは直営の盲人図書館から,議会の議決をへて、日本点字図書館が指定管理者に指定されました。その議論の際、当センターの機能の存続とともに情報文化センターという名にふさわしい文化を楽しめる機能を入れてほしい、ボランティアのみなさんの引き続きの支援・連携を、視力障害者協議会の皆さんの活動する1室が必要,盲人卓球台が設置できないか等の意見要望がたくさんあり、議論してきましたので、特に丁寧に見ました。

パンフには「見ること・読むことが困難な人々が心豊かな生活を過ごせるよう生活、学習、仕事、余暇に必要な情報を提供し、歩行訓練、生活訓練、コミュニケーション訓練、IT機器の活用等を進めることにより、社会参加活動を支援していきます。文化活動に重点を置き、各種講座、朗読会、落語、講談会、音声解説付きDVD映画体験上映会、各種コンサートの開催等ゆたかでゆとりある生活を堪能できるサービスを展開します」と書かれています。

点字図書、録音図書は郵送で無料で送ることができ、また、近年はパソコンの普及で点字図書、音声図書はデジタルベース化され、インターネットを介して自宅で読書することができるようになっているとのことです。是非、視力に障害のある方々を支える充実した内容になることをねがうものです。

CIMG3552「川崎市老人福祉センター・地域交流センター」は、舞台があってカラオケ、踊り等ができる大広間や浴室、談話室などは1階に。ホール、料理室やお茶・お花ができる和室は2階です。川崎区社会福祉協議会が管理運営を行いますが、いろいろな講座や行事等が企画され、60歳以上のどなたでも利用できます。新しい施設で是非楽しめる地域拠点となることを期待します。

CIMG3557「日進町子ども文化センター」CIMG3558 (1)

は、3階に、「小学生の居場所」「乳幼児の子育て支援」「中学生・高校生の居場所」「市民生活の地域の拠点」の機能をもちますので、乳幼児の遊具のある部屋や大きなミラーがついた集会室や図書室が印象的でした。公益財団法人かわさき市民活動センターが管理運営を行います。

「わーくす川崎」は2階に。障害のある方が働く作業所です。企業就職に向けての支援も行いいます。障害者総合支援法に基づき、就労移行支援(6名)、就労継続支援B型(定員34名)、特定相談支援事業を行います。社会福祉法人県央福祉会が管理運営しています。

「シルバー人材センター」は1階に。高齢者が働くことを通して自主的に社会参加し、健康で生きがいのある充実した生活を送ることを目的として、地域の企業、一般家庭、公共団体等から請け負った仕事を、市内在住の60歳以上の会員に対して提供します。会員の登録は当センターの窓口で入会申し込みができます。

以上が各施設の概要です。建物は新しくきれいになりました。あとは充分機能が発揮されるよう豊かで優しい施設になるようなソフト面の充実です。