このまちレポート

神戸市の認知症初期相談支援チームモデル事業について―視察その4

2014年8月10日

8日の午後は神戸市が国の採択を受けて実施している「認知症初期相談支援チーム」事業についてです。

この「支援チーム」とは、複数の専門職が家族の訴えなどにより、認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的(おおむね6か月間)に行い、自立生活のサポートを行うチームです。実際のモデル実施は長田区で行われています。長田区は人口約102000人、高齢化率30%地域包括支援センターは7カ所です。

複数の専門職は、「認知症対応強化型地域包括支援センター」として、三宮あんしんすこやかセンターに配置されています。

専門職種として、認知症地域支援推進員1名(看護師1名)、嘱託医3名、専門相談員2名、社会福祉士1名(認知症初期衆通支援専任)が配置されています。

対象者は40歳以上で医療サービス、介護サービスを受けていない人、又は中断している人、医療サービスや介護サービスを受けているが認知症の行動・心理症状が顕著なため対応に苦慮している人です。

なんかおかしいと気づくのはおおくが家族ですが、認知症の人はなかなか病院に行ってくれない事が多いです。早めに受診したくても本人が納得しなければ無理矢理連れて行くのはできませんから、こうしたセンターに相談すれば、専門家が訪問し、相談にのりアドバイスを受ける事が出来るのは大切な支援だと思います。