このまちレポート

川崎市肢体不自由児者父母の会連合会結成50周年記念式典に参加して

2014年9月8日

IMG_33421[1]9月7日、1964年(昭和39年)に設立された川崎市肢体不自由児者父母の会連合会が50周年を迎えられ、お祝いの式典と祝賀会がホテルKSPで開催され、出席させていただきました。

石橋会長さんのご挨拶でも触れられていましたが、結成当時は市内に把握されている肢体不自由児のお子さんは300名ほどだったとのこと、いただいた「50周年記念誌」のなかに、昭和39年6月28日付けの「『川崎市肢体不自由児父母の会』設立趣意書」が掲載されていました。当時、6名でスタート、なみなみならない決意と願いが記され、今の川崎の福祉の原点をみるおもいでした。

まず実態を知ろうと父母の会の皆さんが1軒1軒家庭訪問をし実態調査を行った事、当時は市内に養護学校もなく、東京都立の養護学校に10数名程遠距離通学していたとのこと。昭和40年に養護学校の設置の請願書を市議会に提出し41年3月に採択、その後も市長、市議会、教育委員会に訴え続け、悲願であった県立中原養護学校が要望以来10年の歳月を要して,昭和49年4月に井田の地に開校されたとのこと。

IMG_33461[1]当時の状況から、今日まで、本当に父母の会の皆さんがたゆまず運動を続けて来られた事が、《50年のあゆみ》にかかれており、皆さんの努力とがんばりこそが今日を切り開いてきたのだと思いました。

本日のスローガンは「地域で心豊かにくらす 共生社会の実現」でした。

今年は第4期かわさきノーマライゼーションプランの策定の年です。具体策にしっかり盛りこまれる事が必要です。