児童虐待相談が増加し、複雑多様化する相談援助を担う児童相談所の専門的な役割がますます増えています。私は昨年の6月議会で「児童相談所の地区担当職員は、一人当たり平均99ケースも担当しており、2年前より17ケースも増えている。ケースを担当しながら、虐待相談の初期、緊急、ハイリスクの対応などを担う為には、地区担当職員を増員すべきと質問しました。
そのときの答弁は「子ども本部内で相談援助を適切にできる体制を検討しており、その結果を踏まえ関係局と協議調整を行ない必要な対策を図る」との答弁でした。今日の質問で検討状況と新年度人員増を図るべきと質問しました。
こども本部長は「昨年6月に外部委員を含め『児童相談所あり方検討委員会』を設置して、体制や業務の見直しについて検討してきた。運営の課題として「適切な業務手法の確立」「組織マネジメント力の強化」「人材の確保、育成」を挙げ、課題について基本的な考え方を整理し、対応の方向性や具体的な対応策をとりまとめた。今後について短期的、中、長期的に解決できる事項を整理するとともに、新年度から児童相談所の効率的・効果的な業務体制の確立に向け、必要な体制整備を図って参ります」と答弁しました。わかりにくい答弁ですが、人員を増やすとのことです。