このまちレポート

第57回川崎母親大会で今話題の「八法亭みややっこの憲法噺」を聞きました。

2015年6月21日

CIMG0779「わになろう会」の総会会場から、一路小杉へ!母親大会全体会の途中から参加、弁護士飯田美也子さんによる「八法亭みややっこの憲法噺」は間に合いました。その噺は面白かったこと、笑いの連続でした。

「プロの落語家ではないので、感想に落語の論評は書かないように」とか、「八法ではなく六法ではないのですかと聞かれる人もいるけれど、八方という名前は単純に弁護士事務所が八王子だからです」など会場をおおいに笑いの渦に巻き込みながら、憲法の歴史、立憲主義の話などもしっかりわかりやすくお話ししてくれました。

結びは、堤未果さんの「貧困大国アメリカ」の本から「無知や無関心は『変えられないのでは』という恐怖をうみ、いつしか無力感となって私たちから力を奪う。だが目を伏せて口をつぐんだ時、私たちは初めて負けるのだ。そして大人が自ら舞台を降りた時が、子どもたちにとっての絶望の始まりになる。」と話され、子どもたちの絶望のはじまりにならないよう今大きな輪をつくり戦争法案を廃案にするためがんばりましょう」と結びました。本当にその通りです。

帰宅し、数年前に読んだ堤未果さんの「貧困大陸アメリカ」のあとがきにこの一節を見つけました。見つけてよかった。当時のアメリカに広がる貧困層の若者が,軍に入る事でしか暮らせない状況に追いつめられたもとで、巧みに勧誘され入隊する姿が書かれていました。

今の安倍内閣、戦争法案をしゃにむにとうそうとする一方で、労働者派遣法の改悪で生涯派遣からぬけ出せない若者をつくろうとしているのをみると、アメリカの後追いではないかと、最近、そんな気がしてならないのです。