11月2日、議員団6名で1階が「なかはら看護小規模多機能ホーム」と2階がサービスつき高齢者むけ住宅を訪問し、施設の中を見せていただき、この事業の説明をしていただきました。
看護小規模多機能型施設とは「通い」「泊まり」「訪問介護」「訪問看護」を組み合わせたサービスで、介護が必要となった方が、これらのサービスを状態や必要に応じて臨機応変に利用できる介護保険の事業です。
介護・看護が手をたずさえ、さまざまなサービスを切れ目なく柔軟に活用・提供し、高齢者の在宅生活を支える施設です。
介護と看護の支援が1つの事業所でうけることが出来、通所と同じスタッフのヘルパーさんや看護師さんが「泊まり」も、自宅への訪問もしていただけるというのは、利用者、家族にとって在宅生活を続ける上で、おおきな支えになると思います。
スタッフの方に説明していただきましたが、利用者の立場に立って寄添いながら丁寧な介護、看護をされている熱意をとても感じました。ちょうどうかがった時には、通所のご利用者の方々のお迎えの車が到着したところで、スタッフがおひとりおひとりに寄添って事業所の中にはいられていました。
開設後、間もないので利用者さんを募集されています。
認知症の方の受入れもされているとのことです。進行に伴って必ず介護と医療の連携が必要になる時がくることを私は身を以て強く感じているので、こうした機能が1つの事業所で担うことが出来ることは在宅介護を続ける上でおおきな支えになると思います。
ただ、通いの利用時間が10時から基本は15時半ということで、介護者が仕事を持っている場合は、もう少し長くないと厳しいのではと思いましたが、状況に応じて相談に応じるとの記述がパンフにありました。
サービスつき高齢者向け住宅
そのあと、2階に上がってサービスつき高齢者むけ住宅をみせていただきました。月曜日担当の相談員がかつての同僚だった西尾理恵子さんで、西尾さんが説明をしながら中を案内してくださいました。
入居されていないお部屋を見せていただきましたが、明るく全室バリアフリーで、居室にトイレ、簡易シャワー、洗面台、夜間緊急通報システム等の設備が整っていました。相談員さんが日中いるので、何かと安心ですし、より安全と安心が提供できる住まいとして、1階のなかはら看護小規模多機能型の居宅事業や近接した場所に川崎医療生協の川崎セツルメント診療所があるので医療と介護が連携して高齢者のくらしを支えることができるとのことでした。
初めたばかりの事業で建物、設備もきれいですし、やはり介護や医療は人ですから、その点でもスタッフのみなさんの熱意が伝わり、訪問させていただき、大変勉強になりました。ただ、国の介護報酬の引き下げ等があり、運営はきびしいだろうなと思います。