11月19日健康福祉委員会で東京都江東区新木場の東京ヘリポート内に整備されている川崎市消防航空隊を視察しました。ヘリコプター2機が、市民の安全を確保する為、あらゆる災害を想定した装備を整備し、日々訓練を積み重ね、大空から市民の安全を守ります。
ヘリコプターは、「そよかぜ1号」と「そよかぜ2号」と命名されています。今年5月に「そよかぜ2号機」がおよそ20年間、無事故飛行で終了し、7月に新型機に更新し、現在、12月運用開始に向けた訓練を実施しているとのことです。
平成26年中の災害出場は火災36件、救助19件、警戒4件、応援13件とのこと。救急件数は62件、搬送件数は54件、搬送人員は49名とのことです。
新型機そよかぜ2号機に,2つのグループに分かれて乗って、5分程で川崎の上空に、麻生区の方まで飛行し、また東京の上空から新木場まで戻ってくること30分。晴天で視界が広がり気持ちのよいこと。多摩区まで7〜8分あれば行けるとのこと。時速200キロの早さらしいのですが中ではそんなスピードを全く感じません。ビルの屋上に、救助の為に緊急着陸するマークの「H」は市内12カ所に,レスキュー活動する「R」は55カ所あるとのことでした。よく見えましたが、飛行時間1500の訓練を積まないと降りられないとの説明をしていただきました。
火災、水難、救急搬送、特殊災害等の活動に対応する為に配備されている消防資器材を見せていただき、実際に装着も見せていただきました。
とても手際よいきびきびした動きでみせていただきました。この消防航空隊には職員が16人で交替性勤務、日中は必ず6人は配置、夜勤はパイロット1名,整備士1名、救助隊員1名で行なっているとのことです。パイロットは7名いるとのことですが、退職予定の2年前に雇用し、2年間の訓練を積んで1人前になるとのことです。市民の命を守る最前線で救助に当たる航空消防隊員のみなさんご苦労様です。