川崎市出身の詩人・童謡作家であり、高津区諏訪に小黒恵子童謡記念館を開設して、童謡文化の普及啓発に取組んでこられた小黒恵子さん(平成26年4月1日に逝去されました)から、市は童謡記念館の土地や建物、展示資料等の財産の遺贈をうけました。
地域に親しまれてきた童謡記念館のこれまでの姿をできるだけ残しながら、建物や展示品を活用し、「童謡文化体験の場」と「地域の憩い、交流の場」とすることを目的として、平成29年4月1日にリニューアルオープンします。それに先立ち、川崎市は、2月26日(日)に、地域の合唱団や大学と連携したコンサートを開催し、故小黒恵子氏の童謡などを披露するプレオープンコンサートを行うことを1月30日に発表しました。
小黒恵子童謡記念館のプレオープンコンサート
日時 平成29年2月26日(日)午後1時から2時半(開場午後0時半)
場所 小黒恵子童謡記念館・二子新地駅から徒歩10分
・高津駅から徒歩11分
・市営バス・東急バス 北見方バス停徒歩3分
定員 80名(事前申込、先着順)
申込方法 2月16日午前9時から市のホームページかファックス(氏名、住所
電話番号を記入)で市民文化振興室に申込(先着順)
当館の運営については、昨年11月の文教委員会で市民文化局から説明がありました。以下を運営条件として事業者を公募し、10月に特定非営利活動法人アクト川崎を選定したとの報告がありました。運営形態は、公募よる普通財産の貸付で貸付期間は5年間、その間の状況を踏まえてその後の運営形態を再検討するとのことです。
運営条件
(1) 童謡記念館としての運営
小黒恵子氏の功績を伝えるとともに、童謡全般の普及
(2) 市民利用施設としての運営
貸館や文化事業等により、地域住民の文化芸術活動に資する運営
(3) 地域及び市との連携
地域住民、文化団体、学校及び市と連携した運営
(4) 施設の維持管理
貸付施設全体について良好な状態を保つよう、適切な維持管理
(5) 展示物資料の取扱
童謡記念館の資料、備品、備術品、機材等の適切な保管
(6) 各施設の利用条件
童謡記念館の各施設・部屋について、最小限の用途・条件等を指定
私は一度だけ中を見させていただいたことがあります.とても立派なオルゴールや歴史を感じる調度品等があったことを覚えています.あの雰囲気はそのままであってほしいなと思いつつ、さて、どんな風にリニューアルされているのか楽しみです。