「南武線駅アクセス向上方策案」に基づく今後の取組について、2月8日、まちづくり局から高津区選出議員に各自説明がありました。
川崎市は、南武線武蔵溝ノ口駅以北の片側改札口の5駅(稲田堤駅、中野島駅、宿河原駅、久地駅、津田山駅)について、鉄道による地域分団の改善や踏切を横断する駅利用者の安全性・利便性の向上に向け、平成22年に「南武線駅アクセス向上方策」を策定し、現在、津田山駅については3月6日に施工業者から説明する地元説明会が開かれることになっています。エレベータ–が未設置だった津田山駅ですが、いよいよ橋上駅舎化の工事に着手し、平成31年度の完成を目指します。
以下は,まちづくり局の資料から、今後の取組について部分的な抜粋です。
稲田堤駅の橋上駅舎化を最優先とし、事業遅延の要因となっている事業用地の確保に対応するため、土地収用法の適用を視野にいれ、工事の早期着手に向けた取組を推進する。
中野島駅、久地駅については歩行者交通量、乗降者数等、橋上駅舎化の整備効果から評価すると、次期整備駅は中野島駅、久地駅の順番となる。事業進捗上の課題を踏まえ、中野島駅は既存ストックを活用した暫定的な臨時改札口を設置し段階的な事業展開を図る。
宿河原駅については駅構内にエレベーター付き跨線橋が整備済みであるため他の4駅の橋上駅舎化を実施する目処がついた時点で橋上駅舎化の整備について検討する。
なお、久地駅について、「事業用地内の存在するJR関連施設を調査し、早期整備に向けた効果的な整備手法を検討する」とし、平成29年度調査設計、平成30年度基本設計とのことです。いずれにしても、久地駅については、稲田堤や中野島駅の進捗状況を踏まえて工事着手の時期を見定めるとしています。