このまちレポート

5月1日、第88回川崎メーデー

2017年5月4日

170501-1-1五月晴れの気持ちのよい5月1日、川崎メーデーに参加しました。

1890年に8時間労働制の実現を掲げて始まったメーデーですが、130年近く立った今、なお長時間過密労働が横行している日本の社会です。闘いとった労働基準法ですが、労働法制がつぎつぎ規制緩和されています。過労死、残業代ゼロ、非正規雇用の増大、ダブルワーク、トリプルワーク、実態が反映されない自己申告の時間外など労働者が苦しむ今の日本社会です。政府が言う「働き方改革」は過労死ラインをはるかに超える月100時間残業にお墨付きを与えるもの、残業代ゼロ法案ももくろんでいます。

労働局で働いた君嶋ちかこ県議はそんな中、労働者の闘いが続いている事を具体的に話し、参加者を励ましました.さすがと思いました。市古てるみ市議団長は、市役所職員の時間外が1000時間を超えたのが2015年は28人であったこと、過労死ラインとされる月80時間以上は500人を超えるなどの実態を述べ、それは、10年間で15万人人口が増えたのに、職員を1500人も減らしてきた事が原因と告発。文科省の調査で明らかになった教職員の長時間労働の実態を述べ、市がこのほど発表した働き方改革の「ノー残業デイの設定」などでは、長時間労働は減らない。職員の増員こそ必要である事等を話しました。

そして、今年は市長選挙の年。4年前の市長(2)選挙では君嶋ちかこ候補が中学校給食の実現を政策に掲げた。4年経って今年、自校調理が始まり、今年度中にはセンター方式ではあるが全学校で実現する.中学校給食は20年来の市民の皆さんの運動と共産党市議団が一緒に取組んできた大きな成果です。市長選挙は市民要求が大きく前進するチャンスです。と説得力のある挨拶でした。

はたの君枝衆議院議員は、国会の共謀罪の審議の報告をし、国民の内心を処罰の対象にする「共謀罪」法案を市民と野党の共闘で廃案にしよう!と力強く訴えました。

今、教育勅語容認等、予想しなかったような事がおこっています。「戦争する国づくりへと突き進んでいて怖ろしい。なんとしても市民と野党の共闘でこの逆流を押し返さなければと思ったメーデーでしたえ。
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