このまちレポート

高津区に待望の5カ所目の特別養護老人ホームの開設と6カ所目の工事始まる

2018年5月19日

04 西側外観久末地内に高津区で5カ所目の特別養護老人ホーム「新緑の郷」が5月にオープンしました。(写真)。定員122名、ショートステイ14人の施設です。さらに6カ所目として久末大谷市営住宅跡地への建設工事が本年1月から始まっています。

私は、2011年から

高津区に特養ホームの整備を繰返し質問しました。
 
以下、主な経過〈以下、▲は質問、答弁者は健康福祉局長〉

▲2011年12月議会
特養ホームはショートステイやデイサービス等在宅介護も担うのに、全市37カ所2964床のうち、高津区は3施設214床(当時)で突出して少ないと指摘し、高津区に整備を要求しました。はじめて「地域バランスを考慮した整備を検討する」と答弁がありました。
▲ 2012年12月議会
局長は「末長地区に104床の特養を整備する」と答弁。→2014年4月、区内4カ所目の「おだかの郷」が開設される

住民の皆さんと「大谷久末市営住宅跡地の活用を!」と主張

▲2013年6月議会CIMG3336
住民要望を受け、貴重な市有地である久末大谷市営住宅跡地に整備を求める質問を行う(写真)
局長は「段差などの課題があり、活用の可能性を関係局と協議する」と答弁がありました。

▲2014年3月議会
高津区内の整備が少ないのは認識しているので第6期計画(H27〜29年度)の中で検討する。」の答弁をひきだしました。

20146月、住民の皆さんと久末大CIMG0088谷市営住宅跡地に整備を求める要望書を市長宛に提出し、担当部長と懇談(写真)

▲ 2014年12月議会&15年3月議会
局長は民有地での整備を進めるとし、「一定のインセンティブを与えた上で民有地を優先にした選考を3月中に行う」と答弁がありました →▲しかし、選考不調に終わり再公募へ
▲ 2015年6月議会
再公募の結果を踏まえ、久末大谷市営住宅跡地の活用について検討する」との答弁を引きだしました。
▲2015年9月議会
1カ所増えても、なお高津区は最下位(当時440床/全市4648床)であり、久末大谷市営住宅跡地への整備を強く要望しました。
●2015年10月、民有地の再公募の結果、久末寺谷住宅の隣に社会福祉法人緑成会が整備と決定→(本年5月新緑の郷開所)

市が市有地活用型の整備を図る方針を示す!

2016年7月、市は 民有地は用地確保に困難があり、必要な整備数を満たしていない。土地購入費が生じない公有地活用型の整備を図る方針を示し、

久末大谷市営住宅跡地に定員110人、ショートステイ20人。小規模多機能型居宅介護、地域交流室も設置予定。2018年1月着工、秋頃入居者募集、2019年4月開所の計画を示しました。

四方の嶺市営住宅跡地にも整備すると発表しました。

特養ホームの整備状況(表)(201851日現在)

ヵ所数

入所定数

短期入所定数

川崎区

555

109

幸 区

775

93

中原区

515

73

高津区

440

52

宮前区

587

76

多摩区

10

834

75

麻生区

10

957

99

55

4663

577

17年10月時点の全市の待機者は3582人、人口100万人以上の13政令市中待機率はワースト1位です.増設に向け引続き取組みます。