このまちレポート

障害者スポーツ大会・卓球大会で熱戦がくりひろげられました

2018年6月3日

6月2日、中原区井田にあるリハビリテーション福祉センター体育館で、障害のある方々の卓球大会が行われると聞いて、井口まみ議員と一緒に応援に行きました。主催は川崎市と川崎市障害者スポーツ協会です。

CIMG2927(2)この大会は今年10月に福井県で開催される第18回全国障害者スポーツ大会「福井しあわせ元気大会」の川崎市代表選手の選考会を兼ねています。

卓球台は6組セットされ、市内から45人の選手の方がゼッケンを付けてそれぞれ同じ障がいのあるかたとの対戦が組まれ、どの試合も伯仲していました。それぞれ練習を積み重ねなければこれだけの試合はできないのではないかと思います.なかでも少年の部で参加されていた選手のラリーはとても迫力があり見応えがありました。きっと代表選手になるんだろうなと思って観戦しました。

私の知っている方が2人選手で出場されていて、声をかけてくださいました。すごく頑張っておられ感激しました。

ただ、体育館には冷房がなく暑い!選手の方々が試合中に冷房がないのは本当に厳しいと思いますし、健康上、冷房設備はなくてはならないと思いました。

私たちは2階の観戦するブースから応援しました。他の施設から借りて来たという冷風ヒーターがあって、ほっとしましたが、全館冷暖房は必須ですね。

今回、観戦したいと思ったのは、川崎市が10年くらい前になるでしょうか.井田のリハビリテーション施設は、市内の障がいのある方々の拠点地域として、更生相談所をはじめ、リハビリや日中活動支援、入所施設等の施設として陽光園や明望園、しいのき学園などがある福祉ゾーンでした。施設の老朽化が激しくなったことと、法の改正等があり、リハビリテーションセンターの再編整備計画が立てられ、既に新しい機能を備える施設等も含め、生まれ変わりそれぞれ運営されています。

この体育館やプールも基本構想のなかで、一番はじめの計画には障害者のスポーツを行う場所として再編整備されることになっていたはずです。しかし、この間、他の施設の再編は終わりましたが、体育館、プールだけ残ったままです。何年か経過するうちにこの計画がトーンダウンし、「検討する」とは言うものの、再編の方向性が見えてきません。

しかも、組織再編で障害者のスポーツの担当も健康福祉局から市民文化局が担当することになりました。文教委員会の中で、東京オリンピックパラリンピックに向けての推進ビジョンが報告されますが、障害のある人もない人も共にスポーツを楽しむということばの中に内包されてしまっています。

具体的には体育館を京都市のような障害者スポーツセンターとして是非再編整備すべきと思います。横浜のラポールも障害のある方の専用のスポーツセンターですが、リハビリ部門等、医療部門と連携しながら個人個人の特性に沿ったプランの中でスポーツが取組まれているとのことです。リハビリの効果は大変大きいと思います。

障害者の皆さんのスポーツは盛んになってスポーツ人口も広がっています.障害のある方々がだれでもスポーツを楽しむことができる障害特性にそった環境がしっかり整備されてこそ、障害のある人もない人も共にスポーツを楽しめるようになるのではないでしょうか。そんなことを話しながら帰路につきました。

6月の代表質問で取組みます。