予算審査特別委員会が4日から開催され、私は、3月5日市議会最後の質問にたちました。
①保育士の人材確保と処遇改善について
②、公立保育園の午睡用「コット」の導入について
③、教職員の働き方・仕事の進め方改革について
④女性保護、DV被害者支援事業について
⑤平瀬川の護岸安全対策と側道の補修についてです
今日は②の公立保育園のコット導入についてを報告します。
公立保育園のコットの導入について子ども未来局長に質問します
石田質問
公立保育所における午睡時のコットの使用についてです。
コットとはポリエステルメッシュ加工の午睡用ベッドのことです。
この間、公立保育所の保護者の方々から、多くの民間保育園で、また、新設園ではほぼ全園で導入されているコットを公立でも導入してほしいとの強い要望を頂きました。
公立は布団を使っていますが、敷き布団の重さと厚さで押し入れがギューギューで、保護者が行なう週末か月曜日の敷き布団、毛布、掛け布団のシーツカバーの交換の時は、交換作業と布団の出し入れがとても大変。妊娠中や赤ちゃん連れのママには危険も感じる。赤ちゃんを抱っこやおんぶではとてもできない。布団カバーと他の荷物を二人分、3人分となると大荷物になり、子どもを連れながらの登園はあぶないし、実際、自転車の走行中に荷物が柵に引っかかり倒れてけがをされた方もいるそうです。保育士さんの腰の負担もコットになればかなり軽くなる等の理由で、コットの導入をお願いしたいという切実な強い訴えでした。
私は、公立保育園で布団を、その後、民間保育園でコットを使用している保育士から話を聞きましたが、コットの方が良いとの意見でした。コットは、支柱により床から10センチ程の高さがあるので、床に直接触れないので、ほこりを吸い上げず、アレルギーの原因となるダニの繁殖を防ぎます。ネットなのでおねしょ等で汚れても水洗いですぐに渇くので衛生的。子どもが横になると体を包み込むようにくぼみ、母親のお腹の中にいるような安心感と心地よさが感じられるので睡眠が安定するのだそうです.又、夏は涼しく冬は暖かい。ベッドに薄いマットを敷いて冬もバスタオルと園用の毛布だけで大丈夫なので、保護者の負担も軽い。重ねて収納できるので、お昼寝の準備やかたづけの保育士の負担が軽減される。とのことです。
公立でも導入されている自治体があるとのこと。埼玉県上尾市は平成28年度「保育所衛生管理事業」を新設し、全ての公立保育所で午睡用ベッドを導入したとのことです.保護者からの要望が届いていると思いますが、いつ頃から届いているのか伺います。また本市も早期導入を検討すべきですが伺います。
子ども未来局長の答弁
コットの導入については、現在、保護者からご要望を頂いているところでございます。コットは衛生的であり、軽量ゆえ運搬も容易で、スペースが確保できれば、収納も簡単ではございますが、一定の高さや硬質である事から、導入についてはゆとりを持った設置スペースやつまずき防止への配慮等も必要と伺っております。
一方,布団につきましては、省スペースで、子どもが眠りたい時に簡単に用意ができ、入眠や覚醒の際に子どもが不安を感じるとき等、保育者がよりそいやすい等利点がある反面、衛生面や利便性ではコットに劣るとも認識しております。
いずれにしましても、コットの導入につきましては、特性や課題等を検証しながら研究してまいります。
意見要望
特性や課題を検証しながら研究するとのことです。
新たな公立保育園では、老朽化と機能強化に対応する施設整備が行なわれますが、この機を逃さず、是非、保護者のみなさんや職員の意見要望をしっかり聞いていただき、保護者や保育士の負担軽減のためにも導入を検討していただくことを要望しておきます。